地域産業の現場から
すみだもの処
2012年5月22日、墨田区に開業予定の「東京スカイツリー」。634mの高さは電波塔としては世界一、人工建造物としても世界第2位の高さを誇り、世界的な観光スポットとなることは間違いないでしょう。そこで、地元では今、スカイツリー開業を地域振興の起爆剤にしようと大いに盛り上がっています。その具体策の一つとして設けられたのが「すみだもの処」。開設した墨田区産業観光部産業経済課産業振興担当主査の植村聡さん、同主事の吉倉拓さん、同主事の青田淳子さんにお話をうかがいました。
「すみだ地域ブランド戦略」を展開
墨田区はもともと、ものづくりの盛んな地域です。従来、一般の消費者に販売した経験の少ない事業者さんも多かったため、実際に商品を手に取り購入できる施設として、2010年8月、スカイツリーの近くに「すみだ もの処」をオープンしました。ここには当然、「すみだモダン」に認証された商品が陳列されています。
※「すみだ地域ブランド戦略、すみだモダン」の取材記事は、こちら
こうした商品をPRし販路を開拓する商談会や、「すみだ地域ブランド戦略」を区内外に知らしめるイベントも開催しています。東京スカイツリー近く、浅草通りに面し、2階建て延べ64㎡というかわいらしいサイズのショップです。1階では「すみだモダン」商品を展示販売し、2階は企画展示を行うイベントスペースとなっています。
1階は商品販売、2階は企画展示スペース
1階で売られている「すみだモダン」商品にはどんなものがあるのかをご紹介しておくと、一瞬で目を奪われるあでやかな「錺(かざり)かんざし」や、鏨(たがね)という道具でつくられた錺金具製の名刺入れ、江戸小紋の訪問着、御誂え足袋、銅製の如雨露といった伝統工芸品、ロングセラーの消しゴム、無添加せっけん、ガラス製醤油さし、箸などの日用雑貨、野菜を砂糖で漬けたお菓子や本場ドイツでも高く評価されたハム・ソーセージなどの食品がそろっています。
2階のイベントスペースは、各業界団体が自主的に企画展示を行う場として用いられ、2011年3月3日から5月10日までの間は、東京スカイツリー634m到達を記念して「空みあげ・空みやげ」と題する50点以上のおみやげ(東京スカイツリーグッズ)の“お披露目即売会”を行っています。
来店客、出品者に好評
東京スカイツリー開業時には、隣接する商業施設内に「観光プラザ」(仮称)を開設し、「すみだ地域ブランド」PRの拠点とする予定です。「すみだもの処」は、そのための効果的な手法や運営方法の検証を行うフィージビリティスタディという位置づけがあり、墨田区観光協会に委託して「観光プラザ」オープンまでの期間、運営されることになっています。お寄りいただいたお客さまからは「墨田区でこんな素晴らしいものをつくっていたとは知らなかった」といった声が寄せられ、出品者側には「一般消費者と接することができる貴重な機会」などと好評です。
※2012年5月からは東京スカイツリー・ソラマチRの産業観光プラザ「すみだ まち処」に場所を移して、スカイツリーに見えた方々にすみだの魅力をPRすることになっています
すみだもの処
URL:http://sumida-brand.jp/blog3/?p=10
住所:墨田区業平2-15-5
住所:墨田区業平2-15-5